世界で一番幸せになってほしい推し・工藤遥さんがもうすぐグループを卒業するにあたって
お久しぶりです。ヲタクです。
たまにヲタク仲間の方から「生きてますか?」とご連絡をいただくこともありますが、ちゃんと生きてますよ。ほとんど現場行ってないですけど。なんとか生きてます。歯を食いしばりながら。
工藤遥さんを見ることが日々のエネルギー源のヲタクではありますが、諸事情で秋ツアー結局1度も入りませんでした。でも生きてます。
工藤遥さんが大女優になるその日まで生き続けると決めていますからね!!!そう!目標って生きる上で大切!!!
そして、そんな私の人生における活力源の工藤遥さんがモーニング娘。から卒業をする2017年12月11日まで、あと数日…時の流れってあっという間すぎ…。ここまでくると、もはや実感がわかない…こわい……
私がこのブログを始めたのは「自分の文章力に限界を感じていたから」というきっかけだったけれど、「このブログを通じて、少しでも工藤さんの魅力に気づいてくれる人がいたらいいな」という思いも、いつの間にか…ほんのちょっぴり含まれるようになりました。(すごく自分勝手で思い上がりも甚だしい考えだけど。しかも更新頻度の低さよ…もっと自分頑張りなさいよ…)
だから、やっぱり伝えたい。
工藤さんがどれだけアイドルとして輝いているのか。
そして女優さんになったときに、アイドルの工藤遥もこんなに頑張り屋さんだったんだよ、素敵な人だったんだよ、って知ってほしいから。
だいぶ主観的な書き方になっちゃうとは思うし、私の目と脳みそを通して感じていることをまとめるから、もしかしたら「そうじゃない」って部分はあるかもしれないですが、そこについてはご了承くださいませ…。
ま、ヲタクのブログなんてそんなもんだよね!!!(潔い開き直り)
また例のごとく、めっっっっっっっちゃ長い記事になってしまったので…今度はおせんべいではなくて、そうですね…あったかいカフェオレでも飲みながらまったり読んでください。ハルちゃんもおいしいカフェオレを淹れることがマイブームとおっしゃっておりますし。何より寒い日が続いていますし。ヲタク、今は風邪を引いている場合ではないですから、体調管理に気をつけて(お前もな)。
ここからはちゃんとマジメに…。
まずは、工藤遥さんについての簡単なプロフィールから。
工藤遥さんは、モーニング娘。’17の10期メンバー。
メンバーカラーはオレンジ。
1999年10月27日生まれの花のエイティーン!
元ハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)メンバーで、モーニング娘。加入時は11歳11ヶ月だったのですが、歴代の加入年齢としては最年少記録です。
加入の頃に歌った「女子かしまし物語」の歌詞に
ハスキーボイスがチャームポイント
大きなおめめがギャップです
とある通り、とっても可愛いお顔と温かくて優しいハスキーボイスの持ち主のアイドル。
はい、こちらが最新のアー写です。ドーン!!!
可愛いですね。どう見てもどんな角度で見ても可愛い。可愛いは正義。工藤遥が生きている世界ありがとう。地球ありがとう(つんく♂先生リスペクト)
初めて握手会に行ったとき、あまりに可愛すぎてキラキラしすぎてて、思わず泣いたエピソードは私の中でめちゃ思い出深い話です(個人比)
今では、ハロー!プロジェクトの中で女性人気No.1と言っても過言ではないくらい、黄色い声援をたくさん浴びる機会も多く、また歌割りもダンス割りも多めの工藤さん。こんなに愛されるアイドルって他にいるのかな…ってくらい、メンバーからもスタッフさんからも、そしてもちろんファンからも、たくさん愛されてる人だなぁ…と、卒業までのラストランの様子を周りのお友達に聞きながら感じています。それは、愛されるだけの努力を重ね、たくさんの愛を届けてくれた人だから…なんですけどね。辞書の「愛」って欄に「工藤遥と同義」って入れて欲しいほどに、愛し愛される“愛”の人。本当に、たくさんたくさん愛させてくれてありがとう。
加入当初、ファンの間では「狂犬チワワ」と呼ばれていたくらい、可愛らしい見た目とは真逆のビックマウスでちょっとだけ口も悪くて、ガキっぽさ満載の女の子でした(笑)…見ていて少しばかりヒヤヒヤすることも(笑)
だから、彼女自身は毎度毎度「あの頃の自分は黒歴史」ってコンサートのMCやインタビューで言っているけれど、でも、このビッグマウスについては、上昇志向というかメジャー志向というか…「もっと見てもらう」「有名になる」「たくさんの人に知ってもらう」「私が一番になる」というところから来ている発言だと思っていて、個人的にはすごく好きなところだったんですよね。
やるからには、あの広瀬すずさんのポジションを目指したいと思っています。
東スポWEB:モー娘・工藤遥 卒業後は女優業一本「広瀬すずさんのポジションを目指したい」
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/680440/
私もたくさんのテレビや映画から指名される人になりたいです!
東スポWEB :モー娘・工藤遥 卒業後は女優挑戦「たくさんのテレビや映画から指名されたい」
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/809464/
女優さんの道に進むにあたり、こんな風に発言している工藤さん。
私、工藤“言霊を全力で信じる”遥さんが大好きなんですよ。これでこそ工藤遥!!!!!って思えるんです。
ハルは、七夕に限らず
叶えたい事は常に口に出すようにしてます
(中略)
前にも言ったことあるけど、
言霊をめっちゃ信じるタイプなので。
....というか、言ったら叶えないといけない
責任感が生まれるから!
自分を追い込むって意味でも、
口に出すことは大事だと思ってますよ
モーニング娘。’17 天気組ブログ「言霊 工藤 遥」(2017年7月8日)
https://ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-12290673059.html
大きな夢でも目標でも公の場で言葉にすることで、努力する道しるべを作っていくって、とても大切なことですよね。でも、なかなかできることじゃない。「できなかったらどうしよう…」って、どうしたって言葉にすることを躊躇してしまったりするじゃないですか。だけど、10代の女の子がちゃんと言葉にして努力して目標を達成していくことを体現してくれてるんですよ。
一回り以上も年下の女の子から、こういう大切なことを教えてもらってるって、冷静に考えてみると不思議なことだけど、でも何かを頑張る上で必要な考え方や姿勢を、その活動の中でたくさん見せてくれていると思います。本当にすごい人だなぁと、心から尊敬しています。
こうして、新しい夢に向かって大きく羽ばたいていこうとしている工藤さんも、モーニング娘。として活動している約6年ちょっとの間、ずっと順調だったわけではなかったように思います。
ハロプロエッグといういわゆる「研修生」の期間を経て、2011年にモーニング娘。に加入したころ、「自分にはエッグでの経験があるし、引っ張っていく立場にならなきゃ!」と考えていたのかな…と思うのですが、実際は、身体も小さくて細くて歌もダンスも得意ではない方だった彼女は、あまり良いポジションにはつけずにいました。ちょうど成長期と重なり、どんどん大きくなっていく身体と体力のバランスがうまく取れていない気がするなぁ…と見ていたときもあります。
テレビ東京系列「The Girls Live」で工藤遥特集が組まれたときのインタビューなどでも語っていましたが、「同期はどんどん成長していくし、自分だけが何もないんじゃないか…」そうやってもがいて、何をすればいいのかわからずに悩んでいた頃が加入してから1〜2年の頃だと思います。きっと悔しい気持ちをたくさん持ちながらも、どこかで「このままなんだろうな…」と自信を失くしていた時期もあったのかな…。
The Girls Live「大切なものは全てモーニング娘。が教えてくれた〜モー娘。工藤遥が17歳で卒業を決意した訳とは?〜」
でも、いつでも全力で一所懸命で、自分のパートではないところもめいっぱい口をあけて口ずさんで、大きくダンスして、コンサートでステージからはける時にはギリギリまで手を振って、客席へ「ありがとうございました!」を何度も何度も伝える…そんな姿が、本当に印象的でした。たくさん気持ちを伝えよう!としてくれていたように一人のヲタクからは見えていました。
このことについては、後に工藤さん自身がモーニング娘。20周年記念特別インタビューの中でこんな風に発言しています。
ー自分の一番みてほしいところは?
必死さです。何事に対しても上手に、器用にこなせるかと言われたらそうではないので、とにかくがんばります!という誠意と全力さみたいなところを見て欲しい。
ニュースウォーカー「モーニング娘。'17工藤遥が“20問20答”でハロプロ愛を語る!【ハロプロ誕生20周年記念連載】」
https://news.walkerplus.com/article/125524/?page=3
こういうところが、周りのスタッフさんやメンバーから愛される一つの理由なのだと思います。
以前にバラエティー番組のドッキリ企画で、理不尽なゲームばかりやらされスタッフさんに嘲笑されている状況に我慢できなくなった彼女が「真面目にお仕事してるのに!」と大号泣したことがありました。
もちろんバラエティーだから面白可笑しく映っていたけれど、でもこれって、彼女のお仕事に対する取り組み方そのものが現れている気がするんですよね。何事も必死に、とにかく頑張っているから、まっすぐお仕事と向き合ってるから、この反応になったんだろうなぁ…と思いながら見ていました。このまっすぐさ、本当に羨ましいです。社会人として。
そして…彼女はチャンスをきちんと形にできる人です。
以前の記事でも書いたことですが、加入から2年半経った2014年は工藤さんにとっては大きなチャンスがたくさんあった年で、彼女の中でも色々な転機になった年だと思います。少し諦めかけていたところから、自分らしく活動していくための自信につながる1年になったのではないかと思います。
今から抜粋して書き出しますけど、本当いろんなことがありました。
■ひなフェス2014「もしも…」ソロパフォーマンス
まさかのくじ引きで引き当てた、ひなフェスソロの大舞台。
めちゃくちゃ緊張しながらも、当時の工藤さんのボーイッシュキャラとは真逆の「もしも…」という楽曲を歌い踊り切る姿が本当に印象的でした。とにかく、可愛かった。“THE・アイドル”の可愛い工藤遥の魅力を爆発させてた。”可愛い”って日本語では足りない。新しく日本語作ってください作りましょう国の偉い人お願いします。
まだこの頃の工藤さんは、歌がすごく上手なわけではなかったけれど、でもその温かくて優しいハスキーボイスと、歌詞の可愛さのギャップがすごく良かった。すんんんんんごく良かった。(大事なことなので2回言いました。2回目はちょっとばかり強調しました)THEアイドル!あの広い会場の真ん中で1人きりで歌っているのに、会場全部を虜にしている!と感じるくらいのアイドルパワー。
台詞部分はとびきりの女の子らしさを表現してて、見てるこちらはキュンキュンして悶絶しまうほど。はぁ…ハルちゃん…。
最後の「おやすみなさい」からのニコッ…遥さん…ヲタクを殺す気ですか!!!!!!!!一生好きです!!!!!!!と心の中で叫んだことは言うまでもなく…。
この表現に至るまでには、外には見えないところでのたくさんの練習と、大きなプレッシャーとの戦いがあったと思います。終わった後のブログは、自信がなかった中でも声援に助けられて頑張れた、ということが書かれていました。
会場がオレンジ一色で、本当に嬉しかったな~♡
歌いながら感動しちゃいました。
本当に皆さんの声援あっての、工藤のソロだったな~って思ってます。
モーニング娘。’14 天気組ブログ「ひなフェス2★工藤 遥★」(2014年3月29日)
https://ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-11808078071.html
アイドル……やっぱりすごいよ……ありがとう………パタリ(遺言)
こうして一つの大きなステージをやりきったことで、工藤さんの中で「自分だってできるんだ!」という少しの自信を得られたように見えました。
■演劇女子部「LILIUM」 ファルス役抜擢
この演劇女子部の「LILIUM」とは、もともとファンの多い「TRUMP」シリーズの1つの物語として演劇女子部のために末満さんが書いた舞台。
あのですね…「こんな美しくて残酷なお話をアイドルがやっていいんですか…」ってくらい、演劇女子部としては挑戦的なお話でした。そしてそれは、”アイドルが演じる舞台作品”ではなく、”役者が演じる舞台作品”として、末満さんがメンバー一人一人に難しい役を与えた舞台だったと思うんです。
工藤さんが演じたファルスは、男の子の役。そして物語の後半で前半とはまったく違う顔を見せる役(物語の核となる役)でした。
詳しいことは以前の記事に少し書いたんですけど、いや…本当…この役を理解して自分の中に消化してから演じるってどれだけ大変だったんだろう…?
ファルスは深い悲しみも愛も知っている人だけど、そこから生まれてしまった独りよがりで無慈悲なところをきちんと表現しなければ、このお話ってうまく成り立たないと思うんです。
それを、たった14歳の工藤さんはしっかり演じ切りました。
後日談ですけど、お稽古のときの末満さんのノートには「《工藤》・・・・・・、《工藤》・・・・・・、《工藤》・・・・・・」ってとにかく工藤さんへのダメ出しがズラっと書いてあった、毎日悩んでいた、ってことをお話していました。
そのダメ出しを一つ一つちゃんと吸収したからこそのあの演技だったんだとしたら、どれだけの努力を重ねたのか計り知れないです。本当に素晴らしい演技だったから。ファルスの悲しみや絶望を客席にしっかり置いていってくれたんですよね。
私自身はお仕事忙殺期間でこの舞台を生で観ることができませんでした(観に行くはずのチケットをお譲りに出したときは、涙を流しましたよね←)
でも、後日発売されたDVDを観た後、リアルに1時間くらいはその場で固まったまま動けませんでした。会場の皆さんはどうだったんだろう…あの迫真のラストに腰を抜かさなかったんだろうか…と思うほどの世界観を保ったままの終幕でした。
すごいものを見てしまった…いや、見せつけられた…いつの間にこんな風にキャラクターにのめり込んで演じることができるようになったんだ…目での演技すごすぎないか…優しさも哀しさも絶望も憎しみも、声や仕草だけじゃなくて目で訴えかけてくるのすごすぎる…ファルスが、ソフィーが、そこにいた……工藤遥は舞台の上にいなかった…
そんなことをグルグル考えてましたよね。こんな風に舞台を観られたのは久しぶりの感覚でした。それまでの舞台の演技も好きだったけれど、「板の上に立っているのはアイドルじゃなくて、女優さんたちなんだな…」と思ったのは、この舞台からかもしれないです。
難しい役と向き合って大きな壁を越えたからこそ、工藤さんにとってこの「LILIUM」という舞台は、「演技を頑張る」という意識をはっきりと持つきっかけになったんだと思います。舞台上での自分の存在意義というか、自信を掴めた瞬間だったのかな…。
■道重さゆみ卒業
おそらく、当時のメンバーが一番影響を受けたリーダーではないでしょうか。
「モーニング娘。を知ってほしい。」という想いでメディアに出演し続けて、バラエティで活躍し、卒業発表からはとにかく現メンを見てもらうことと、ファンの人への感謝の気持ちを伝えることで、走り続けた人でした。
偉大なるリーダーの卒業は、衝撃も走っただろうし、これからどうしていくのか、自分たちがモーニング娘。をつないでいかなくちゃ!という強い意識を持つきっかけになった出来事だと思います。
たぶんここから、工藤さんの中で「今のモーニング娘。を知ってもらうきっかけになりたい」という想いが強くなっていったように思います。
今後のグループの向かう方向について、自らお話するようになったなーというのを感じていた頃です。
工藤:(オリコン1位を)目指したいなと思うし、これまでいろんな方たちに力を貸していただいて、私たちもこれだけ頑張って1位を取ってきて、いきなり「モー娘落ちたな」って思われたくないなって。本気で頑張って、一人ひとりが熱を持って、キャンペーンも全力で頑張ってる。だから1位を取れなくても「全力で頑張ったんだから」と思えるかもしれない。とはいえ、いい報告を先輩たちにしたいなって思ってます!
東スポWEB:モー娘’15 石田亜佑美&工藤遥「1位になって道重さんに恩返し」
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/389294/
2014年を経て、いわゆる黄金期・プラチナ期ではない世代がモーニング娘。を引っ張り出した2015年。
相当なプレッシャーと不安があったと思います。ファンもどこかで「これからどうなっていくんだろう?」とプラスの意味でもマイナスの意味でも、色んなことを感じたときだった気がします。2015年春、新体制での初の単独ツアー「GRADATION」の初日は、メンバーもファンも今までに感じたことがないような緊張感に包まれていたことを思い出します。
でもそんな中で、工藤さんがインタビューでこんな風に語ったことがありました。
—エースと言われた道重さんが抜けた穴は
工藤:道重さんが抜けたことによって、ファンの方も「大丈夫かな」と。でも、ライブやってて感じるのは、新体制を待っててくれた感じがするんです。だから、ツアーが終わるまでに「ワンファイブすごいね」となるようにしたいです。
東スポWEB:【モー娘。石田亜佑美&工藤遥インタビュー(1)】脱・道重で勝負
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/392442/
そう。そのGRADATIONの初日を見たときなんですけど、もうね…最初に感じてた緊張感とは全く違って「ワンファイブ、期待しかない!!!」って思わされたコンサートだったんです。「今の私たちを見て!!!」って気迫がすごいというか、「この新体制についてこいよ!ボーッとしてたら置いてくぞ!!」って言われてるような、とにかく熱くて楽しいコンサートでした。
工藤さんがインタビューで語ったように「ワンファイブすごい」と思わせてくれたパフォーマンスだったんです。だから、予定していた公演数の2倍、コンサート入りましたよね。こんな楽しいコンサートを見せてくれる新体制なら、何にも心配ないじゃん!むしろ楽しみじゃん!やっぱり、いつの時代も最高!って思わせてくれる人たちだなぁ…とさらにモーニング娘。を好きになった瞬間でした。
そしてこのときに一番嬉しかったのは…抜けた道重さゆみちゃんの歌割りを、工藤さんが引き継いでいたことなんですよね。
「え…待って…0ポジ(ステージの真ん中)で歌ってる…」「今の見た!?めっちゃ重要な歌割りもらってる…」「その前にお歌が死ぬほどうまくなっている」「ダンス、めっちゃよくなっている…」「かっこよすぎてる…」語彙力なさすぎてますけど(笑)、一緒にコンサートを観に行った友達の腕をバシバシ叩きながら、嬉し泣きでその場で崩れ落ちた記憶があります←
12期メンバーが入ってくるまでの3年ほど、モーニング娘。の最年少だった彼女が、いつの間にか末っ子ポジションに甘んじずに、前に出てくる姿をたくさん見せてくれた気がしたんです。
“ピンチはチャンス”って言葉がありますよね。このときなんとなく、そんな言葉と工藤さんの姿が重なりました。また一つ壁をぶち破って、大きく前進したのかなぁ…なんて見ていました。
チャンスをちゃんと形にして、そしてモーニング娘。のメンバーとして、自分には何ができるのか、どう活動していくのか、そんなことを伝えてくれるようになったのもこの頃くらいからだったと思います。
そんな中で、また大きな衝撃が走りました。
絶対的エース・鞘師里保卒業
娘。の土台・鈴木香音卒業
2015年12月に、多くの歌唱パートを持ち圧倒的な存在感でグループを引っ張っていた鞘師里保ちゃんが、そして2016年5型にグループのムードメーカーで知名度もあり、ユニゾンの土台であった鈴木香音ちゃんが、立て続けにグループを卒業しました。
1期上で年齢も1つしか変わらない先輩たちの卒業。活動期間も半年くらいしか変わらない、本当に身近な存在の人の卒業は、寂しさや不安ももちろんあったと思うし、何よりこの2人は当時のグループに必要不可欠な大きな存在だったから、戸惑いもあっただろうけど…でも、周りのメンバーがちゃんと前を向いて送り出してる印象でした。
もちろん工藤さんも、そんな時期だからこそ自分にできることは何なのか…強く考えるようになった時期なのではないかと思います。
先輩の卒業が決まると毎回大きな不安に襲われるけど、どうにかしなきゃという気持ちになって、そのために努力するから成長できるんだと思います。
新垣里沙さん、田中れいなさんの時は、ただ泣きじゃくっていたけど、鞘師里保さんのあたりからそういうことを考えられるようになりました。
東スポWEB:【モー娘連載(1)】工藤遥 同期にイキリまくったのは黒歴史です
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/540376/
この後、工藤さんは鞘師里保ちゃんの歌割りやダンス割を多く引き継ぎます。エースと呼ばれた人の歌割りを歌うことには、きっとプレッシャーがあったんじゃないのかなって思うけど、でも、ちゃんと工藤さんらしく自分の色で表現する姿を見て、頼もしいというか…あぁ…グループの要になってきたのかなぁ…って、本当に嬉しかった。
どのポジションに立ってても、自分にとって推しはセンター!って見てしまうタイプのヲタクですけど、それでもやっぱり…歌割りが増えたり立ち位置が真ん中に近づいたら嬉しい。
数年前までは、端っこから端っこまで走り回ってる印象だったハルちゃんが、先輩の歌割りを引き継いでしっかり歌い継いでいる姿や、コンサートで前の方で歌ってる姿を見られる機会が増えたことが、本当に嬉しかった。
それはきっと、周りからの期待があっての抜擢だったと思うけど、そこに至るまでに地道にコツコツと努力をしてきたからだと思うんです。さっきも書いた通り、回ってきたチャンスをちゃんと形にしてきたからだと思うんです。
毎年毎年…いや、毎日毎日「今のハルちゃんが一番輝いてる」…そんな風に思わせてくれて、次を期待させてくれるから、どんどん応援したくなりました。
「セクシーキャットの演説」という曲で、猫役?のメインメンバーに選ばれた工藤さん。しかも、一緒に歌うのは歌唱メンと呼ばれる9期の譜久村聖ちゃんと、11期の小田さくらちゃんでした。
2人の歌声に負けず劣らず、工藤さんの柔らかいハスキーボイスを活かして、そして可愛くて魅力的な猫を演じて、この世界観をちゃんと作り上げていました。
「Oh my wish!」で鈴木香音ちゃんとWセンターに抜擢されたときも、泣くほど嬉しかったけど、この抜擢も嬉しかったなぁ…
あ、……お気付きですか??
2015年に入ってから、私工藤さんに関することに対して「嬉しい」って感想を持つ頻度がめちゃめちゃ高くなってるんですよね。
その「嬉しい」ってどんなところからくる感情なんだろうって考えてたんですけど、たぶん、ファンの期待を常に上回る活動をしてくれてるから、見たかった姿を見られて嬉しい、とか、成長した姿を見られて嬉しい、とか、何よりステージで自信を持ってパフォーマンスしているハルちゃんが見られて嬉しい、とかそういうことなんだなーって思っていて。
その「嬉しい」をたくさん届けてくれる工藤さんは、後にオフィシャルショップのグッズに、コンサートに対する想いとしてこんな風な言葉を書きました。
みんなに喜んでほしかった。
11/3(金/祝)~11/21(火)予約商品『工藤遥 キャンバスアート』 | ハロー!プロジェクト オフィシャルショップ
ファンのことを見て、ファンが喜ぶことを届けてくれてる彼女だから、この「嬉しい」がたくさん増えていったんだなぁ…と、このときまたひとつ「嬉しい」が増えましたよね。
こうして「嬉しい」がたくさん重なっていって、2017年の春ツアー「INSPIRATION!」を全力で楽しんでいた、 4月29日…いよいよ工藤さんの卒業発表がありました。
そのときのことは、前回の記事でまとめたのでここではあえて書かないけれど…
このときの工藤さん、本当にキラキラしてた。キラキラの未来に、新しい夢にまっすぐに向いてた。
この発表からの半年ちょっとの間、私はあまり現場での工藤さんを見られていないけれど、でも周りの人から聞く工藤さんの姿やブログ、ツアー日記などから、とにかく「アイドル工藤遥」の姿を、ファンの人に届けようとしてくれているように 思えました。
先日の「ハロ!ステ」で、
「弩級のゴーサイン」のMVが公開されました!かなりPOPで可愛い仕上がりです
見ていて楽しいし可愛いし、
かなりお気に入り!
目の保養になります〜ぅ♡笑
(中略)
今回はダンスだけじゃないんです!なんと!このもやしっ子工藤が!
アクロバットにも挑戦してます!
凄いだろ!?笑最後の最後に、
アクロバットやるとは思わなかったよ!笑
ですが、実はできるって事と
新たな一面を見せれるって意味では
素敵な機会を頂きました☆
モーニング娘。’17 天気組ブログ「アレコレ 工藤 遥」(2017年9月16日)
https://ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-12311216789.html
今回の衣装はこんな感じで〜す☺︎✌︎
花柄、ふわふわスカート、レース、リボンなど....
アイドル要素を詰め込んで貰いました!
毎年、ふくどぅーで繋がりを作っていましたが
遂に今年は!完全お揃い!ユニット感!超超超可愛い衣装に大満足です♡♡♡♡
早くこれ着て、歌いたいな〜(^^)♫
モーニング娘。’17 天気組ブログ「ついてないなぁ 工藤 遥」(2017年10月20日)
https://ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-12321120755.html
今まで、あまり歌を積極的に歌う自信は無く
今回みたいに沢山歌おうとしてきませんでしただけど、「ハルちゃんの歌が好き!」という声を
最近多く聞くようになり、
"それなら頑張ってみよう!"と曲を多めに
ライブコーナーを考えました☺︎✌︎
モーニング娘。’17 天気組ブログ「Happy Birthday Do! 工藤 遥」(2017年10月27日)
https://ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-12323282216.html
歌って踊る姿を、かわいい衣装を着ている姿を、モーニング娘。のメンバーとしての姿を、いっぱい届けてくれているように思います。
もっともっとその姿を見たかった。ヲタクはわがままだけど、でもそれが本音です。
工藤さんにとってのラストシングル「若いんだし!」は、そんなアイドル工藤遥の集大成のような曲な気がします。
明るくて前向きで、そして真っ白な衣装を着て、弾けるほどの笑顔で歌い踊る彼女の姿に、何度も涙したし、こういう姿を最後のシングルで見せてくれたことが本当に本当に嬉しかった。
そして、こんなに素敵な曲・歌詞・振付を、卒業ソングにあててもらえる工藤さんは、やっぱり周りにたくさん愛されてる人だなと思います。
「2266」
これは、工藤さんがモーニング娘。の10期メンバーとして駆け抜ける、2011年9月29日から2017年12月11日までの日数です。
2266日。まだ彼女は18歳です。その18年間のうちの2266日という長い期間、アイドルとして我武者羅に走り続けてきてくれました。それこそ、普通の18歳の女の子が経験できるような、思い描くような「青春」はなかったと思います。
でも、アイドルとして、周りからたくさんの愛を受けて、周りにたくさんの愛を届けてくれました。他の誰にもできなかった「アイドル工藤遥」としての人生を、彼女なりの一所懸命さで私たちに見せてくれていたんじゃないのかな…
ーあなたにとってアイドルとは?
人生です。モーニング娘。になったからこそ、女優になりたいという次の目標も見つかったし、モーニング娘。のためにも今後、女優として頑張っていかなきゃいけないと思います。看板を背負っていくという意味で。
モーニング娘。'17工藤遥が“20問20答”でハロプロ愛を語る!【ハロプロ誕生20周年記念連載】
https://news.walkerplus.com/article/125524/?page=5
2017年12月12日からは、女優工藤遥としての1日目がスタートします。
きっと今まで以上に、大きな壁にぶつかることもあるかもしれないし、全てがうまくいくことなんてなかなかないんだろうけれど、でも、今までの工藤さんを見ていたら「きっと大丈夫。ハルちゃんはちゃんと夢を叶えられる。」って思えるんです。そしてその夢をファンと一緒に見させてくれるんだなーって、今までのどの瞬間よりも「期待」しかしてないんです。
またこの場所に「女優」として帰ってきます
この秋ツアーで地方での公演が終わるたびに、ハロモバのツアー日記で工藤さんが書いていた言葉。
言霊はあります。今まで、いっぱいその言霊で自分の想いを叶えてきた人だから。
アイドルとして立った場所に、今度は女優さんとして戻ってくるはず。
今までは「工藤遥」として愛された場所に、今度は「演じる役」を愛してもらう立場で帰ってくるはず。
それが、今からとても楽しみです。ワクワクしてます。
だけど、だけど…ここでは正直に書きますね。
2017年12月11日は、自分の人生の中で一番寂しい日になると思います。
こんなに大好きになった女性アイドルは工藤さんが初めてだったから、推しの卒業をどんな気持ちで迎えるのか、自分でも全然わからないんです。だけどこれが、アイドルとしての、モーニング娘。のメンバーとしての彼女を見る最後の日だって思ったら、やっぱりとても寂しい……。
もちろんこれで会えなくなるわけじゃない。工藤さんは芸能人として生きていくんだし。
でも、言葉にしようがないくらい寂しいんです。
だって、こんなに愛し愛されるアイドルを私は他に知りません。こんなアイドルに、この先もう出会える気がしない。たぶん普通だったら重たく感じてしまうくらいのたくさんの愛情も素直にまっすぐに受け取って、その場で呼応してくれる人。工藤さんは、周りのすべての人の愛情をしっかりと自分のエネルギーに変えて「ありがとう」って伝えてくれる人です。
私ずっと、アイドルとファンの関係って、「一方通行」だと思っていたし、それでいいと思っているタイプでした。アイドルはこの一方通行の矢印を受け取っても受け取らなくてもいいから、自分の輝ける場所で自分らしく活動してくれてたら、それだけでヲタクは満足だよって思ってました。
でも、工藤さんはそのファンからの思いを「相思相愛」と言って、「愛してくれるから、私も愛を返したい!」と気持ちを届けてくれるアイドルでした。ファンが集まる場所を「だいすきな人たちがいる場所」だと言ってくれました。
以前、「セクシーキャットの演説」の全国同時握手会で図らずもまとめ出しとなってしまったときに、どうにも想いが爆発してしまって「今日はこんなにたくさん人が集まっていて…本当にハルちゃんはたくさんの人に愛されてると思う。それはハルちゃんがちゃんと気持ちを届けてくれてるからだよ。頑張ってる証だと思うんだ。」って思わず伝えてしまったことがあります。
そのとき、彼女はこんな風に答えてくれました。
ハルね、前は全部自分のために活動してたの。自分が目立てばいいな、とか、自分が前に出たいな、とか…
でも今はね、こうやって応援してくれてる人たちのために頑張りたいなって思えるの。みんなが笑ってくれるから、みんながいっぱい頑張れって言ってくれるから、ハルはその人たちのために頑張りたいし、こうやって活動する意味があると思ってます。
私はこのとき、この人を応援していて幸せな気持ちになれるのは、彼女がこういう風にファンの気持ちを汲み取って、言葉や行動で形にしてくれてるからなんだと、改めて気がつかされました。
人に愛される人は、人を愛せる人。
本当にその通りだと思います。この言葉は、工藤さんのためにある言葉なんじゃないかと思うほどに…。
先日、同期の石田亜佑美ちゃんが、ブログでこんな風に工藤さんのことを綴ったことがありました。
どぅーはよく、
"ハルは愛されてるんだなぁ"
と幸せそうに口にしますが、
どぅーが愛のある人間だから、
いーっぱい愛を持って活動してきたから、
愛に応えようってしてくれたから、
こんなに愛されてるんだよ~
自分自身の力なんだよ~
どぅーはすごいんだよ!!
モーニング娘。’17 天気組ブログ「愛で溢れた山口公演!石田亜佑美」(2017年12月3日)
https://ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-12333471242.html
あゆみん、ヲタクが日々思っていることを言葉にしてくれてありがとう。そうなの。“どぅーはすごいんだよ!!”
こんなにいっぱい愛を受け取ってくれて、どんなに言葉がつたなくてもうまく伝えられなくても、はたまた会場に直接行けなくても「ちゃんと伝わってるよ!」って言うくせに、「私はちゃんと愛をお返しできているのかな…精一杯お返ししたい!」って自信なげに言う工藤さんは、どこまでも謙虚でどこまでも素直でどこまでも頑張り屋さんで…どこまでもファンを思ってファンの期待に応えてくれてる人なんだな…と、今この瞬間も思ってます。
工藤さん、自分でそのすごさに気づいてくれ!!!!!
まぁでも…そんなところがハルちゃんらしいというか、ハルちゃんだからそういう風に言ってくれてるんだなって思えるというか…。
だから、今までみたいに握手会とかコンサートとかで、直接「おめでとう」「ありがとう」「大好き」が伝えられる場所がなくなってしまうことは、やっぱり寂しいです。本当に寂しい。
でも、きっとね…形は変わっても、今みたいに直接伝えられる場所が限られてしまっても、きっと「相思相愛」を続けられる…って、思ってる部分もあるんです。
それは、工藤さんが「見ててください。私を応援していたことを誇りに思えるような女優になります!」って宣言してくれているからなんだと思います。
みなさんは、ハルに世界で一番幸せになってね!って言ってくださるけど、
その言葉、そっくりそのままお返しします。
みなさん、世界で一番幸せになってください。
そして、頑張ってください。
ハルも頑張ります!
12月3日に行われた秋ツアーのホールコンサートラストで、工藤さんはこんな挨拶をしたそうです。
こうやってお互いに思い合える人を応援できる時点で、もう十分に幸せなのに…どこまで彼女は私たちを泣かせるんだ!!本当に幸せな世界。嬉しいな。あぁ…工藤推しでいられて、本当に幸せだ。
だからこそ…
12月11日までは、“アイドルの工藤遥”を精一杯応援したい。
卒業コンサートが終わるその瞬間まで、モーニング娘。の工藤遥がどんな風にステージで輝いているのか、ちゃんと見届けたい。アイドル人生の集大成を見せてくれるはずだから。
12月12日からは、新しい世界に羽ばたく姿を、また1から見ていきたい。その夢を応援していきたい。
そして、世界で一番幸せな女優さんになるその日まで、ずーっと愛を送り続けたい。
ハルちゃん、卒業おめでとう。
今までも、これからも、ハルちゃんのキラキラの将来図を応援できることが、本当に本当に幸せです。
もう十分に幸せだけど…でも欲張りを言います。私たちをもっと幸せにしてください。
その方法は…ハルちゃんが世界で一番幸せになってください。
世界で一番幸せだって思えるような、ハルちゃんらしい道を歩んでください。
ハルちゃんが幸せだったら、私たちは本当に幸せです。
そして今までとは違う形であっても、こうやってお互いに「幸せになってね!頑張ってね!」って伝えられる関係でいられることを、とても楽しみにしています。
ハルちゃんがアイドルになってくれて良かった。
モーニング娘。になってくれて良かった。
そして、女優という道を見つけてくれて良かった。
本当にありがとう。世界で一番大好き。
私の人生の太陽みたいな存在で、世界で一番幸せになってほしい人……工藤遥さんは、2017年12月11日、モーニング娘。を卒業し、女優の道に進みます。